CentOS localeを変更しちゃいますの巻

サーバー上で利用されるlocale(ロケール)

localeとは・・・

ソフトウェアに内蔵される、言語や国・地域ごとに異なる単位、記号、日付、通貨などの表記規則の集合。または単に、利用する言語や国・地域の指定。多くのソフトウェアやプログラミング言語は、使用する言語とともにロケールを設定し、ロケールで定められた方式に基づいてデータの表記や処理を行う。

引用元：
ロケールとは【locale】（ロカール） – 意味/解説/説明/定義 ： IT用語辞典
http://e-words.jp/w/E383ADE382B1E383BCE383AB.html

manコマンドやdateコマンドなど、どうしても英語表記に慣れ親しむ事が生理的に難しい場合など、manコマンドの場合であれば日本語用のページをインストールして(yum -y install man-pages-ja)、localeを編集すればmanコマンドで日本語でマニュアルが読めるし、dateコマンドも日本語で表記されるようになる。何もlocaleを変更しなくともmanコマンドを呼び出す際にLANGを指定してあげ(env LANG=ja_JP.utf8 man ***)ればいいんだ。つまりは、シェルのalias機能を用いて「alias jman=’env LANG=ja_JP.utf8 man’」と/etc/bashrcにでも書けば、次回ログインから「jman ***」で日本語のマニュアルが読めるってこと。Teraterm等ターミナルの文字コードがUTF-8に設定されていない場合は、文字化けが発生するのでわすれずに設定すること。

とにかく、localeを変更したい場合は、以下の設定ファイルをいじる。

/etc/sysconfig/i18n

１．現在の設定を確認します。

[root@vps1 ~]# cat /etc/sysconfig/i18n
LANG="en_US.UTF-8"
SYSFONT="latarcyrheb-sun16"
[root@vps1 ~]#

２．変更を加える前にバックアップを取ります。

[root@vps1 ~]# cp -p /etc/sysconfig/i18n /etc/sysconfig/i18n.org~

３．現在の設定を全てコメントアウトします。

[root@vps1 ~]# sed -i 's/^/#/g' /etc/sysconfig/i18n
[root@vps1 ~]#
[root@vps1 ~]# cat /etc/sysconfig/i18n
#LANG="en_US.UTF-8"
#SYSFONT="latarcyrheb-sun16"
[root@vps1 ~]#

４．利用出来る日本語用localeを確認します。

[root@vps1 ~]# locale -a | grep ja
ja_JP.eucjp
ja_JP.utf8
[root@vps1 ~]#

５．/etc/sysconfig/i18n に日本語「ja_JP.utf8」を使用するよう追記します。

[root@vps1 ~]# echo 'LANG="ja_JP.utf8"' >> /etc/sysconfig/i18n

６．設定を確認します。

[root@vps1 ~]# cat /etc/sysconfig/i18n
#LANG="en_US.UTF-8"
#SYSFONT="latarcyrheb-sun16"
LANG="ja_JP.utf8"
[root@vps1 ~]#

以上で完了です。次回ログインから設定が有効になりますよ。もし現状から有効にしたい場合は「.」を使って読み込みます。

[root@vps1 ~]# . /etc/sysconfig/i18n
[root@vps1 ~]#
[root@vps1 ~]# locale
LANG=ja_JP.utf8
LC_CTYPE="ja_JP.utf8"
LC_NUMERIC="ja_JP.utf8"
LC_TIME="ja_JP.utf8"
LC_COLLATE="ja_JP.utf8"
LC_MONETARY="ja_JP.utf8"
LC_MESSAGES="ja_JP.utf8"
LC_PAPER="ja_JP.utf8"
LC_NAME="ja_JP.utf8"
LC_ADDRESS="ja_JP.utf8"
LC_TELEPHONE="ja_JP.utf8"
LC_MEASUREMENT="ja_JP.utf8"
LC_IDENTIFICATION="ja_JP.utf8"
LC_ALL=
[root@vps1 ~]#

以上