4月 262011
 
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OCNメール&ウェブPro2(L1)にAipoをインストールする方法を紹介します。
なお、「Aipo」が提示する動作環境には少し足りておりませんので正常に動作しなかったり、他のサービス(Webやメール)に影響が出た場合はL2など上位プランへの移行をお勧めします。

●CPU:Pentium 4/2.40GHzまたはAthlon 64 2800+以上
●メモリ:1GB 以上
●HDDスペース:1GB 以上

OCNメール&ウェブPro2サーバのスペックを確認するには、SSHで接続しrootユーザに切り替わり、以下のコマンドで確認が可能です。

# cat /proc/meminfo
# cat /proc/cpuinfo

 

準備

①「Aipo」のインストールに必要な「nmap」をインストールしておく。

Pro2サーバは「RHEL 4」なので、RPM Searchなどを利用して「RHEL 4」用の32bitのRPMパッケージを探しておく。RPMパッケージのURLをコピーし、「rpm -vhU」に続けて入力しEnterを押す。以下コマンドでエラーになる際には対象となるURLを変更するように

# rpm -vhU ftp://ftp.sunet.se/pub/Linux/RPMForge/dag/redhat/el4/en/i386/dag/RPMS/nmap-4.20-1.el4.rf.i386.rpm
Retrieving ftp://ftp.sunet.se/pub/Linux/RPMForge/dag/redhat/el4/en/i386/dag/RPMS/nmap-4.20-1.el4.rf.i386.rpm
Preparing...                ########################################### [100%]
 1:nmap                   ########################################### [100%]
#

②「Aipo」のインストールに必要な「readline-devel」をインストールしておく。

# yum -y install readline-devel

③「Aipo」のインストールデータをダウンロードして、サーバにアップロードしておく。

「Aipo」ダウンロードページのHTMLソースを見ると、直接ダウンロードできるURLが確認できるので、いちいちダウンロードしたのをサーバにアップロードするのが面倒くさい場合は、以下のように「wget」コマンドでサーバ上に直接ダウンロードすること。

# wget http://aipo.googlecode.com/files/aipo6000ja_linux.tar.gz

インストール作業

①サーバ上に用意した「Aipo」インストールデータを「/tmp」配下に移動します。

# mv /アップロード or ダウンロードした場所/aipo6000ja_linux.tar.gz /tmp

②/tmpに移動し、「aipo6000ja_linux.tar.gz」を解凍します。

# cd /tmp
# tar zxf aipo6000ja_linux.tar.gz

③上記で作成された「aipo6000.tar.gz」を解凍します。

# tar zxf aipo6000.tar.gz

④上記で作成されたディレクトリ「/tmp/aipo」を「/usr/local/」配下に移動します。

# mv aipo /usr/local/

④/usr/local/aipo/binに移動し「install.conf」を編集します。

VPS環境のため、利用するネットワークインターフェースが違うので変更します。

# cd /usr/local/aipo/bin
# cat install.conf ←設定変更前の内容を確認
# sed -i.ORG 's/eth0/venet0:0/g' install.conf ←設定変更
# cat install.conf ←設定変更後の内容を確認
# diff install.conf install.conf.ORG ←diffで差分確認

⑤同じディレクトリにある「installer.sh」を実行します(3分ぐらいかかりました)。

# cd /usr/local/aipo/bin
# sh installer.sh

⑥「==Aipo6.0.0.0インストール終了==」が表示されましたらインストール終了です。

アクセスするにはインストール終了時に表示されるURLか、またはhttp://独自ドメイン:81/aipoでアクセスしてください。

==Aipo6.0.0.0インストール終了==
 user:aipo_postgres1
 pass:*************
 directory:/usr/local/aipo/postgres
 port:5432
 Aipo URL: http://IPアドレス:81/aipo/

⑦サーバが停止し再起動しても自動で起動するように「/etc/rc.d/rc.local」に設定を追加します。

# cat /etc/rc.d/rc.local ←変更前確認
# cp -p /etc/rc.d/rc.local /etc/rc.d/rc.local.BACK`date +%Y%m%d` ←バックアップ作成
# echo "/usr/local/aipo/bin/startup.sh" >> /etc/rc.d/rc.local ←変更
# cat /etc/rc.d/rc.local ←変更後確認

⑧インストールに利用し終わったファイルを「/tmp」から削除しておきます。

# rm -rf /tmp/aipo6000* /tmp/ReadmeLinux.txt

起動/停止方法

Aipoを起動する方法

# /usr/local/aipo/bin/startup.sh

Aipoを停止する方法

# /usr/local/aipo/bin/shutdown.sh

アンインストール方法

①起動中の「Aipo」を終了します。

# /usr/local/aipo/bin/shudown.sh

②「/usr/local/aipo」を削除します。

# rm -rf /usr/local/aipo

③「Aipo」インストール時に自動作成されたユーザを削除します。

# userdel -r aipo_postgres

④「/etc/rc.d/rc.local」を編集し以下の自動起動記述を削除します。

/usr/local/aipo/bin/startup.sh

その他

「Aipo」はそのままインストールすると「http://ドメイン名:81/aipo」でアクセスしなければ行けず、接続元環境にて81番ポートを利用した通信が制限されている場合にはアクセスが行なえません。
そのような場合は、以下2通りの方法を参考にして、Apacheの設定を変更することによりアクセスが出来るようになります。

2通りあるので、簡単な方から説明します。

①「mod_proxy」モジュールを用いて設定。

この設定は、Apacheに届く通信を「localhost:81/aipo/」にそのまま渡してあげる方法です。
81番ポートはtomcatにてHTTPプロトコルを待ち受けておりますので、そこに単純にHTTP通信を渡してあげるだけです。

②「mod_jk」モジュールを用いての設定。

この設定は、Apacheに届く通信を「Aipo」が使用する「ajp13」という種類のプロトコルに変えて「Aipo」に通信を渡してあげる方法です。上述の通り、81番ポートはHTTPプロトコルを待ち受けているので、「mod_jk」を使う場合には、81番に代わる「8009」番ポートをあけるなど細かい設定の変更が必要です。この設定はポート81を閉じたい場合などに利用してください。

「mod_proxy」モジュールを用いて設定。

①「/etc/httpd/conf.d/aipo.conf」を新規作成し、以下の通り記述します。

LoadModule proxy_module modules/mod_proxy.so
LoadModule proxy_http_module modules/mod_proxy_http.so

ProxyPreserveHost On
ProxyPass /aipo/ http://localhost:81/aipo/
ProxyPassReverse /aipo/ http://localhost:81/aipo/

②Apacheを再起動します。

# service httpd restart

③完了です

http://ドメイン/aipo/ でアクセスが出来るか試してみましょう。

「mod_jk」モジュールを用いての設定

①インストールに必要なファイルを/tmpにダウンロードします。

最新版のmod_jkだとmake時にエラーに遭遇したので、古いバージョンで入れました。
こちらより好きなバージョンを選んでください。

以下のコマンドを実行してエラーになる場合は、対象URLが存在しなくなっている可能性がありますので、上記「こちら」よりご自身でお探しください。

# cd /tmp
# wget http://archive.apache.org/dist/tomcat/tomcat-connectors/jk/source/jakarta-tomcat-connectors-jk-1.2.6-src.tar.gz

②ダウンロードしたファイルを展開します。

# ls -l ←ファイル一覧確認
# tar zxf ダウンロードした-src.tar.gz
例) tar zxf jakarta-tomcat-connectors-jk-1.2.6-src.tar.gz
# ls -l

③展開されたディレクトリに移動します。

# cd jakarta-tomcat-connectors-jk-1.2.6-src
# ls -l

④展開されたディレクトリの中にある「jk/native」または「native」というディレクトリに移動します

# cd jk/native
または
# cd native

移動先ディレクトリ「native」が見つからない場合には、以下のコマンドで探してください。

# find /tmp -name 'native'

⑤構築します。

# ./configure --with-apws=`which apxs`
# make ; make install

ずら~っと出力がありますので、少しまってください。

⑥「/etc/httpd/conf.d/jk.conf」を作成し、以下記述をコピペし保存します。

LoadModule jk_module modules/mod_jk.so
<IfModule mod_jk.c>
 JkWorkersFile /etc/httpd/conf/workers.properties
 JkLogFile /var/log/httpd/mod_jk.log
 JkLogLevel warn
 JkMount /aipo/* worker1
</IfModule>

⑦「/etc/httpd/conf/workers.properties」を作成し、以下記述をコピペし保存します。

worker.list=worker1
worker.worker1.type=ajp13
worker.worker1.host=localhost
worker.worker1.port=8009
worker.worker1.lbfactor=50

⑧「/usr/local/aipo/tomcat/conf/server.xml」を以下の通り編集します。

行数は大体です。

変更点 見分けるポイント

変更点1:「81」番ポートをListenしないようにする。変更しない方は次へ

68     -->
69     <Connector port="81" protocol="HTTP/1.1"
70                connectionTimeout="20000"
71                redirectPort="8443" />
72     <!-- A "Connector" using the shared thread pool-->

68     -->
69     <!--<Connector port="81" protocol="HTTP/1.1"
70                connectionTimeout="20000"
71                redirectPort="8443" />-->
72     <!-- A "Connector" using the shared thread pool-->

変更点2:「8009」番ポートをListenするようにする。

89     <!-- Define an AJP 1.3 Connector on port 8009 -->
90 <!--
91     <Connector port="8009" protocol="AJP/1.3" redirectPort="8443" />
92 -->

89     <!-- Define an AJP 1.3 Connector on port 8009 -->
90
91     <Connector port="8009" protocol="AJP/1.3" redirectPort="8443" />
92

⑨「Aipo」(tomcat)の停止をします。

停止

# /usr/local/aipo/bin/shutdown.sh
Shutdown Aipo.
#
# /usr/local/aipo/tomcat/bin/shutdown.sh
Using CATALINA_BASE:   /usr/local/aipo/tomcat
Using CATALINA_HOME:   /usr/local/aipo/tomcat
Using CATALINA_TMPDIR: /usr/local/aipo/tomcat/temp
Using JRE_HOME:        /usr/local/aipo/jre
Using CLASSPATH:       /usr/local/aipo/tomcat/bin/bootstrap.jar
#

起動

# /usr/local/aipo/bin/startup.sh
found temp directory
Using CATALINA_BASE:   /usr/local/aipo/tomcat
Using CATALINA_HOME:   /usr/local/aipo/tomcat
Using CATALINA_TMPDIR: /usr/local/aipo/tomcat/temp
Using JRE_HOME:        /usr/local/aipo/jre
Using CLASSPATH:       /usr/local/aipo/tomcat/bin/bootstrap.jar
Starting Aipo Version 6.0.0.0
Aipo URL: http://IPアドレス:81/aipo/
#

完了です

http://ドメイン/aipo/ でアクセスが出来るか試してみましょう。

 

不明点あれば、コメント or コンタクトme

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  5 コメント

  1. こんにちは。知恵袋で質問していたものです。
    ほんとうに丁寧な解説ありがとうございます。

    linux自体初心者でdosの知識だけだったので大変助かります。

  2. こんにちは。
    そのものズバリなブログを見つけて感動してしまいました。
    で、いざAipoをインストールしようとすると

    aipo_postgres
    home directory exists
    checking bashrc… file exists
    checking bash_profile… file exists
    ls: /home/ドメイン管理者名/www/ドメイン名/aipo: Permission denied
    checking permissions… ERROR invalid permissions
    aipo_postgres は /home/ドメイン管理者名/www/ドメイン名/aipo にアクセスできません。

    と表示されインストールできませんでした。
    パーミッションが原因とはわかるのですがそこから先がわかりません。

    解決方法ご教授ください。

  3. リボルバーさん( ^ ^ )/ コメントありがとうございます!

    下記パスに対して、ls -ld を行い現在の各ディレクトリのパーミッションを確認してください。不足はございませんか?

    /home/
    /home/ドメイン管理者/
    /home/ドメイン管理者/www/
    /home/ドメイン管理者/www/ドメイン名/
    /home/ドメイン管理者/www/ドメイン名/aipo/

  4. 解決策ありがとうございます。
    /home/ドメイン管理者/www/が750でしたので755に変更したところ無事インストールできました。
    が、アクセスすると
    HTTP Status 404 – /aipo/
    type Status report
    message /aipo/
    description The requested resource (/aipo/) is not available.
    と表示されました。
    indexファイルがなかったのですがそれが原因でしょうか。

  5. リボルバーさん

    以下のようなサイトがありました。
    http://user.aipo.com/viewtopic.php?p=4077

    同様の事象と思われますので一度目を通して見てはいただけますでしょうか(^^)

コメント大歓迎!質問も受け付けておりますヽ(*´∀`)ノ