03. ダウンロードしたファイルをアップロード・展開する
アップロード
ダウンロードしたMovableTypeのZIPファイルは、パソコン上では展開(解凍)せずにZIPファイルとしてサーバ上にアップロードします。アップロード方法に関しましてはFFTPなどを用いてMovableTypeを公開されたい場所にアップロードしておいて下さい。
なお、ServersMan@VPSオフィシャルのマニュアルでは、WinSCPを用いたアップロード方法を案内しておりますので、ファイルアップロード方法が分からない方はそちらをご覧下さい。
展開
サーバにSSHで接続し、ファイルの展開と設置を行います。
「SSH」接続方法が分らない場合は以下リンク先を参考にして サーバに接続をお願い致します。 参考:sshでVPSサーバにログイン
1. MovableTypeをアップロードしたディレクトリに移動します。
[root@trippyboy ~]# cd /var/www/html
2. アップロードしたファイルを確認してください。
私の場合は、/var/www/html/配下に他にもファイルがあるので「grep(ぐれっぷ)」で「MT」を含むものに絞り込んで居ます。
[root@trippyboy html]# ls -la | grep MT -rw-rw-r-- 1 trippyboy trippyboy 9259590 Jun 18 20:00 MT-5_11-ja.zip [root@trippyboy html]#
3. 「unzip(あんじっぷ)」コマンドで展開し、展開後のファイルを確認します。
[root@trippyboy html]# unzip -q MT-5_11-ja.zip [root@trippyboy html]# [root@trippyboy html]# ls -la | grep MT drwxr-xr-x 15 root root 4096 Jun 8 16:44 MT-5.11-ja -rw-rw-r-- 1 trippyboy trippyboy 9259590 Jun 18 20:00 MT-5_11-ja.zip [root@trippyboy html]#
4. 展開したディレクトリ配下にあるファイルを全て現在のディレクトリに移動します。
[root@trippyboy html]# mv MT-5.11-ja/* ./
5. CGIを実行出来るように「.htaccess」を設置します。
[root@trippyboy html]# vi .htaccess
Options +ExecCGI
AddType application/x-httpd-cgi .cgi .pl
もし、viの使用方法が分からない場合は、「echo(えこー)」コマンドでも作成出来ます。
[root@trippyboy html]# echo "Options +ExecCGI" > .htaccess [root@trippyboy html]# echo "AddType application/x-httpd-cgi .cgi .pl" >> .htaccess [root@trippyboy html]# cat .htaccess ←作成したファイルの確認 Options +ExecCGI AddType application/x-httpd-cgi .cgi .pl [root@trippyboy html]#
注意:「.htaccess」ファイルを利用するにはServersMan@VPSの初期状態の設定から変更を加えておく必要があります。ServersMan@VPSを利用してからApache(Webサーバー)の設定を変更されていない方は以下のページを参考に「.htaccess」を使えるように変更を行っておいてください。
AllowOverride(.htaccess)の話と変更方法
6. ファイル展開に使ったZIPファイルとディレクトリを削除します。
[root@trippyboy html]# ls -la | grep MT
drwxr-xr-x 15 root root 4096 Jun 8 16:44 MT-5.11-ja
-rw-rw-r-- 1 trippyboy trippyboy 9259590 Jun 18 20:00 MT-5_11-ja.zip
[root@trippyboy html]#
[root@trippyboy html]# rm -rf MT*
7. ファイルを設置したディレクトリとその配下の所有者(owner)を「apache」に変更(change)します。
[root@trippyboy html]# chown -R apache /var/www/html
注意:私はWebサーバを「apache」で起動するように変更済みのため「apache」ユーザの所有にします。初期状態では「daemon」ユーザでの起動ですが、設定を変更し「apache」で起動するようにしておきましょう。詳細は以下のページをご参考にしてください。
起動ユーザの話と変更方法
以上で完了です。
次は、04. 「MySQLサーバのインストールとDBの作成」です。
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