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ServersMan@VPSを契約したらまずやっておきたいこと。ディフォルトで入っているパッケージのアップデートだ。必要の無いパッケージ(sambaなど)も含まれているだろうがひとまずはでっかくupdateしておいて、その後に不要なものを削除するでも良いし、不要なものを削除してからupdateしてもらっても問題は無いと思う。
1点、ディフォルトで用意されているServersMan@VPSのレポジトリのうち「vz.repo」。ファイルの場所は、/etc/yum.repos.d/配下にある。このファイルなのだが、設定に不足がある場合があるので、以下ディフォルトのレポジトリの確認・修正方法とyum update実行までを説明する。
1. /etc/yum.repos.d/vz.repoの中で「name」の指定があるかを確認する。
catコマンドで確認した中に「name」の指定がないと、この設定ファイルを読み込んだ際にyumから次のような警告がでる。
Repository 'vz-base' is missing name in configuration, using id Repository 'vz-updates' is missing name in configuration, using id
動作に全く問題はないですが目障りなので修正します。「name=***」の設定が有る場合は、修正は必要ありません。
# cat /etc/yum.repos.d/vz.repo
[vz-base]
mirrorlist=http://vzdownload.swsoft.com/download/mirrors/centos-5
gpgcheck=0
[vz-updates]
mirrorlist=http://vzdownload.swsoft.com/download/mirrors/updates-released-ce5
gpgcheck=0
2. 「name=***」で指定する設定をsedコマンドで設定する。
sed コマンドは置換を行なうコマンド。sed -i.ORG とすることで対象のファイル/etc/yum.repos.d/vz.repoのバックアップ/etc/yum.repos.d/vz.repo.ORGを作成する。 以下はsedコマンドに二つの処理をさせている。
[vz-base] の次の行に「name=VZ-Base」の挿入 (sed -e ‘/base]$/a name=VZ-Base’ )
[vz-updates] の次の行に「name=VZ-Update」の挿入 (sed -e ‘dates]$/a name=VZ-Update’ )
# sed -i.ORG -e '/base]$/a name=VZ-Base' -e '/dates]$/a name=VZ-Update' /etc/yum.repos.d/vz.repo
3. 変更されたファイルを確認します。
# cat /etc/yum.repos.d/vz.repo [vz-base] name=VZ-Base mirrorlist=http://vzdownload.swsoft.com/download/mirrors/centos-5 gpgcheck=0 [vz-updates] name=VZ-Update mirrorlist=http://vzdownload.swsoft.com/download/mirrors/updates-released-ce5 gpgcheck=0
以上でyumに関する修正が完了しました。
4. 更新可能なパッケージの確認とインストール
最後にyum check-updateで利用可能な更新を確認し、yum -y updateでアップデートの実行を行なう。
# yum check-update # yum -y update
以上
不明点有ればコメントor コンタクトme.
コメント
FTP上でvz.repoファイルに直接、変更を加えると550permission deniedとでます。
また、コマンドで変更を加えても、一時ファイルを開けませんでしたと表示されます。
何が問題かと思われますか。
お教えください。
浪川さん
原因はFTPを行っているユーザが書き込めない権限がvz.repoに施されているためです。rootユーザ以外では変更できないファイルです。
[…] Aboutカテゴリコンタクト全投稿一覧TrippyBoyの情報の館@ServersMan エラー?「Repository ‘vz-base’ is missing name in configuration」 CentOS, yumレポジトリ コメントを追加11月 102011 OpenVZ環境であるServersMan@VPSにてyumしたらこんなエラーにぶち当たった。 警告だから特に気にしなくてもいいんだよ。でも、覚書ってことで。エラーRepository 'vz-base' is missing name in configuration, using id Repository 'vz-updates' is missing name in configuration, using id目障りだから消したい人は以下の1行コマンドをroot権限で実行してね。sed -i.ORG -e '/base]$/a name=VZ-Base' -e '/dates]$/a name=VZ-Update' /etc/yum.repos.d/vz.repo上記コマンドは、/etc/yum.repos.d/vz.repoのバックアップ(.ORG)を取りつつ編集しています。ひとつは、[vz-base] の次の行に「name=VZ-Base」の挿入 (sed -e ‘/base]$/a name=VZ-Base’ ) もうひとつは、[vz-updates] の次の行に「name=VZ-Update」の挿入 (sed -e ‘dates]$/a name=VZ-Update’ ) です。前にも記事書いていたのですが、件名が分かりにくかったので新たに書きました。以上 Check関連記事:epelのrepoを追加するの巻 @CentOS5.5 trippyboy 投稿 @10:09 タグ: OpenVZ, エラー Cancel Reply […]