vimのコメントアウトの色を変更する方法
vimコマンドで編集するとき、コメントアウトがこんな感じになる。TeraTermを用いてSSH経由でviをした場合だが、時折このコメントアウトが目に入りにくく色を変更したいと思ったりする。
変更前
このコメントアウトの色を変更するには、「hi」というコマンドを使う。Hi, How are you?の「hi」ではない。highlightの「hi」だ。
hiコマンドを使って色を変更しよう
ESCキーを押してから
:hi Comment ctermfg=gray
このコマンドは、コメントアウトの部分を灰色にせよというコマンドです。変更すると以下のようになった。
変更後
利用可能な色は・・・
ここで利用可能な色は以下のとおり。(詳しくはvim実行中に:help hi を実行から参照できる)
NR-16 NR-8 COLOR NAME ~ 0 0 Black 1 4 DarkBlue 2 2 DarkGreen 3 6 DarkCyan 4 1 DarkRed 5 5 DarkMagenta 6 3 Brown, DarkYellow 7 7 LightGray, LightGrey, Gray, Grey 8 0* DarkGray, DarkGrey 9 4* Blue, LightBlue 10 2* Green, LightGreen 11 6* Cyan, LightCyan 12 1* Red, LightRed 13 5* Magenta, LightMagenta 14 3* Yellow, LightYellow 15 7* White
次回vimを起動するときからコメントアウトの色をデフォルトから変更したい場合には、~/.vimrcに一行追加しておくと良い
echo “hi Comment ctermfg=gray” >> ~/.vimrc
CentOSにて「vim」コマンドを使うときのお話
vimコマンドは「vi」のエイリアスとして設定されているので、わざわざvimと打たなくてもviで起動できるのはもちろんご存知だろうか。
というのもvimがインストールされている場合は、/etc/profile.d/vim.sh にて設定されているaliasがvi = vim の定義を行っている。
[root@vps2 ~]# cat /etc/profile.d/vim.sh if [ -n "$BASH_VERSION" -o -n "$KSH_VERSION" -o -n "$ZSH_VERSION" ]; then [ -x /usr/bin/id ] || return ID=`/usr/bin/id -u` [ -n "$ID" -a "$ID" -le 200 ] && return # for bash and zsh, only if no alias is already set alias vi >/dev/null 2>&1 || alias vi=vim fi [root@vps2 ~]#
ただし上記スクリプトを読解するとわかるとおり、以下の条件に合致する場合はこのvi=vimのエイリアスは設定されない
- viコマンド利用ユーザーのUIDが200以下の場合
- viコマンドにすでにaliasが設定されている場合
なので、rootユーザーで、vi=vimの設定をしたい場合は、/root/.bashrcに一行追加しておくとよい。
[root@vps2 ~]# echo "alias vi=vim" >> /root/.bashrc [root@vps2 ~]# . /root/.bashrc
「.」を使って設定を読みこむことで、ログインしなおさなくても大丈夫。
以上
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